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Friday, November 09, 2007

名誉の在処。

「軍命令あったと考える」 集団自決訴訟で大江さん

「集団自決は戦争下の国、日本軍、現地の軍までを貫くタテの構造の力で島民に強制された。命令書があるかないかというレベルのものではない」
明示的な物的証拠はありませんけども雰囲気的にそんなでしたってことか。反論するなら「雰囲気すらなかった」ことを証明しろと。

【沖縄集団自決訴訟の詳報(1)】
こっち読むと原告(当時の軍人)は雰囲気すらも強く否定している。

思うに、これ被告の表現の自由と原告の名誉の競合であって、不法行為(名誉毀損)で訴えてるんだろうと考えると、いくつか論点があって、たとえば準用されるであろう刑法の条文を持ってくると、

第230条 公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処する。
第230条の2 前条第1項の行為が公共の利害に関する事実に係り、かつ、その目的が専ら公益を図ることにあったと認める場合には、事実の真否を判断し、真実であることの証明があったときは、これを罰しない。
素直に読むと、被告大江側が公共・公益性(これはあると思う)と真実性あるいは真実であると誤信するに足る相当な理由を証明しなきゃいけないんじゃないかね。まあ民事の不法行為だと原告側に挙証責任あるのか。

生存者の名誉と死者の名誉。どっちが誰にとって大事なんだろうね。

軍からの自決命令があったかどうかよりも、大江がなぜこういう考えに至ったのか、何を読んできたのかに興味がある。真実性の証明ができないならば、その誤信に至る過程が。
で、つまり、本屋で売ってる紙の商業書籍に書いてあることも信用できねえな、ってこと。誤信相当性の証明で免責されるってことは、資料が間違ってたり勘違いしてたりってとこから出発した本が堂々と売られることは容易に想像できる。
自然科学的真実なんてコトの一次ソースに複数あたらないとはっきりしないんだよ。

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Comments

僕が良く行くサイトに「週刊オブイェクト」って軍オタサイトがあるんだけど
http://obiekt.seesaa.net/
ここでは「専門家」と称する人たちもしばしば間違うし、自称専門家で底抜けに信用できない人物もいる、とされていますね。

信用とは無謬を指すのではなく、間違えたとき、新たな真実が分かったときにすばやく訂正すること、なんでしょうね。現実社会では。

Posted by: blogpetのnomad | Saturday, November 10, 2007 at 18:53

なぜ間違えたのかという考察もほしいところ。

関係ないけど石破防衛大臣は保毛尾田保毛男そっくりだ。

Posted by: udon | Thursday, November 15, 2007 at 23:52

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