癒しのチョビヒゲおじさん!
手塚治虫「アドルフに告ぐ」はいまいちピンときませんでした。文藝春秋連載のわりに過剰に少年誌っぽい終盤の展開とか、あの時期にしては珍しく風呂敷が畳めない感じとか。
感想は「拷問が痛そう」だ。
やっぱ手塚マンガはSF短編(時代ものを含む)が真骨頂だと思う。そもそも歴史にあんまり興味ないのか。
偉人の評価なんて曖昧なもんでっせ。
学校教育で「何をした人か」を教えきれてないのが問題であって、その文脈を省略した偶像をもって善悪の価値判断を刷り込むのは逆に危険だと思うよ。
当時の国家社会主義ドイツ労働者党の暴走には近代立憲主義的な問題が相当あったとはいえ、それでも結構な数いた支持者の中には「なんかそういうことになってるみたいだし」的に一斉に同じ方向を向いちゃった人もいたんじゃないかと。
というかむしろヒトラーを見て我が身を省みるべきは統治権力よりも商業マスメディアなのか?
戦争をして人を殺し殺されてでも守らなければいけないものだってあるのかもしれない。ほとんどの日本人が知らないだけであって。
僕は教育水準があまり高くないので歴史にも無知ですが、とりあえずヒトラーおじさん関連を賛美する意図はありません。
ヒトラーと比較するのが適当かどうかは別として、また当然フィクションという前提でOliver StoneのNixonは見とくといいと思う。

Comments
ヒトラーおじさんを生み出して(政治家として)育んで許した社会のほうが糾弾されてしかるべきかと思うんですけどね。でも社会現象って個々に責任があるというより化学反応な側面もあり。ああいう困った天才おじさんはいつの世にもいるものだと思います。
Posted by: 赤の9番 | Tuesday, December 09, 2008 at 20:28
糾弾、というか、そこにこそ「正しい歴史認識」という言葉がしっくりきますね。
負の意味での天才かー。やりとげちゃったもんなぁ。
Posted by: udon | Wednesday, December 17, 2008 at 01:55