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Saturday, February 19, 2011

美しい日本。

H-IIA 13号機まで採用されていたSSBこと補助ロケットブースターの勇姿。H-IIA 2022構成。

リフトオフ10秒後に空中で点火する、アニメやら何か的な意味での正しい美しさ。ペイロードはかの有名な月探査機「かぐや」だ。

でも見るからに歪(いびつ)な構成でしょ?推力が足りなきゃSRB-Aをあと1ペア増やしゃいいのに、なんでわざわざ違うモノつけるかな。しかもアメリカ製の輸入品。
これにはいろいろ事情があるらしく。。。SRB-Aを1ペア追加して4本にすると推力が上がりすぎてロケット本体の設計強度を見直す必要が出てくること。1本だけ追加するとLE-7のLRB計画みたいに非対称で制御が難しくなる不安要素。安くて手軽にちょっとだけ推力がほしいときに、当時それなりに実績あるモーターは悪くない選択だったわけね。姿勢制御もできない、本当の単純ブースターだからね。

結局、H-IIAロケットではF14以降で運用業務が三菱重工に移管されてSSBは廃止された。

で、そのSRB-Aはちょっとおもしろい話があってさ。
今はIHIエアロスペースが開発・製造してるんだけども、この会社、ちょっと前までは日産自動車の宇宙航空事業部だったのがまるごとIHIに譲渡されたんだって。理由は、日産自動車に外資(ルノー)が経営参加してきたから。
さらに元をたどると、源流は戦前の中島飛行機まで遡るそうな。のちの富士重工、スバル自動車…中島飛行機?そう!日本のロケット開発の父こと糸川英夫博士が一時期在籍していたというつながりが見えてくるわけです。

糸川博士が開発に参加していた一式戦闘機「隼」…はやぶさとイトカワの物語は、時代を70年ちかく下った2010年6月、ついに涙の完結をみるのである…。

ついでに。
はやぶさ2号の前に、あかつき2号じゃねえの?

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