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Saturday, April 23, 2011

海を渡るエンジン。

NECが「はやぶさ」と同じイオンエンジン動作試験

数十億キロ(地球との相対距離)を往復してきた技術が数千キロの海を渡った。
ロケットエンジンは基本的に質量を投げ捨てる反作用で加速するもの。19世紀のロケット工学者、というより事実上ロケットの科学的基礎理論の考案者ツィオルコフスキーの公式によると、投げ捨てる質量の大きさと速度で推力が決まる。イオンエンジンは化学エンジンに比べて使用する推進剤の質量が小さく、高速で噴出する。推力は大したことないが比推力に優れるため、推進剤の質量が運用寿命に直結する人工衛星等で特に高寿命化=低コスト化に貢献する。はやぶさが工学実証実験プロジェクトだったため最近急速に普及したらしいぞ。

余談。
ロケット(宇宙機)の歴史を遡っていくとコンスタンティン・ツィオルコフスキー、ロバート・ゴダード、ヘルマン・オーベルト、フォン・ブラウンあたりで源流にたどり着くんだが(セルゲイ・コロリョフを入れるかどうかは判断を保留)、このイオンエンジンを含む電気推進の可能性についてはロバート・ゴダードが化学(液体推進剤)ロケットエンジンの実証実験を行う前からメモに残していたという。

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