天ぷら油を火にかけず、片道5年の旅に出る。
♪ドリルの力で突き進め〜
2011年8月5日(現地時間)、ケープカナベラル空軍基地よりNASAの木星探査機Junoを載せたAtlas Vロケットが打ち上げられた。
これUnited Lauch Allianceによる公式動画?Lockheed MartinとBoeingの合弁会社だが受注業務等はこれまで通りLockheed Martin Commercial Launche Servicesが行う。
Atlas Vはペイロードフェアリングとブースターの構成によって全然違うロケットに見える。今回のはNewHorizonsを上げたときと同じ、フェアリングは5.4m径+補助固体推進剤ブースター5本の551構成。Common Core Boosterはまだ実際に上がってないのでAltasとしては最大規模。
それにしても一段目のケロシンロケットがロシア製というのがなんとも。Atlas自体の出自が冷戦期のICBMだけに。
こちらはその冥王星探査機NewHorizonsを載せたAtlas Vの打ち上げ。上がっていくのが目に見えて速い!
で、さっきのJunoだけどさ、木星の極軌道に投入して観測開始まで5年かかるんだって。遠いねー。(一方でNewHorizonsは目的地が冥王星なので力いっぱい加速して打ち上げから13ヶ月で木星軌道を通過したそうな)
この道のりをさ、フツウに考えるとお互いの位置関係が変わらないまま一直線に向かってくようなのをイメージしちゃいがちじゃない?でも実際には一度地球の公転軌道の内側、離心率の高い楕円状の遷移軌道に入って(太陽との相対速度は一時的に地球よりも落ちる)、金星の公転軌道をかすめながらスイングバイで加速…かと思ったら、ロケットで全力加速した勢いで先行、地球の公転軌道より大きな楕円の遷移軌道に入って、周回遅れの地球を追い越しざまにペリジキック的にスイングバイでさらに加速するってことらしい。
The Giant Planet Story is the Story of the Solar System
NASAの公式サイトだと天体の重力を利用してマヌーバ(軌道や速度を変更する)を行うスイングバイではなく、単に近くを通り過ぎるflybyという言葉を使っている。
あとはまあ、2年後ぐらいにまた。
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