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Thursday, October 13, 2011

スペースもったいない精神。

一般的に、ロケットの一段目には構造がきわめて複雑で高価な液体推進剤エンジンが使われることが多い。ほとんどの場合は一回使ったら終わり、燃焼終了とともに切り離して安全な海上へ投棄(jettison)する。

SpaceX Working on Reusable Falcon 9 with Fly-back Boosters

はい、ここでMOTTAINAI精神を発揮しちゃいました。地球を一周して同じとこに戻ってきた一段目、二段目を射場の同じところに軟着陸させようという研究。
Space X本家サイトには動画(イメージCG)がございます。

SpaceX - National Press Club luncheon with Elon Musk

…なめてんのか?と思ったけどもさしあたって一段目に関してはあながち荒唐無稽とも言えないかも?まず地球を一周してくる間に推進剤はほとんど使い果たして軽くなってるだろうし、減速には逆噴射だけじゃなく空気抵抗も利用できる。
打ち上げたその射点にストンと立つかどうかは別として。。。
ただ、フツウのロケットの一段目はそもそもジンバル以外でマヌーバ的なことを行うことは想定してないはずだから、すくなくとも空中でひっくり返るために必要な構造強度を設計し直す必要はある。質量の増加を抑えつつ。

実現すればペイロード単位重量あたりのコストを100分の1にできる!と豪語してるみたい。いくらなんでも100分の1はないだろう。スペースシャトルだって行って戻ってきたらエンジン含めてほとんど全バラシ整備してたわけで、かえって高くつく可能性すらある。何かしら機械を分解清掃・整備してみたことがある男の子(漢の娘を含む)ならわかるよね?

※ただしスペースシャトルは液体水素+液体酸素、Space XのFalcon 9はケロシン+液体酸素

ちなみにSpace X社の創立者である現CEOはPayPalの前身を創立して財を成したIT長者の類いで、Space X以外にTesla MotorsのCEOでもあるのだよ。個人資産300億円ぐらい持ってるみたい。でもロケット飛ばすにゃ十分とは言えない額だなぁ。

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