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Saturday, November 12, 2011

Phobos Grunt, Down to Earth Soil?

現時点で軌道は確定、探査機はセーフモードでテレメトリは取得できたものの、地上局からのコマンドに応答しないみたい。

ロシア火星探査機、応答なし 地球落下の恐れも

火星の重力圏に到達したら、NASAが主導するDeep Space NetworkとESAのEuropean Space Operations Centreを使って24時間交信できる体制で運用の予定だったみたい。まだ今はロシアの地上局からしか通信できないから、こちらからコマンドを送信できる時間帯も制限される。

打ち上げ直後の時点で近地点高度207kmしかないから、空気抵抗でじわじわ高度が下がってきて、やがて大気圏再突入しちゃうよね。予定通りだったみたいだけど、そんな何日も残ることを想定してないからリブースト(再加速=高度を上げる)機能もないだろうし、電力供給も火星の重力圏内に到達してから、運用開始してからのシステムは使えない。
「きわめて毒性が強い」推進剤は非対称ジメチルヒドラジンと酸化剤に四酸化二窒素ですね。

Fregat

一度パーキング軌道に入るのは初期動作確認のためとかじゃなくて、もともとは2周目の途中で二段目に点火してアポジキック、より大きな楕円軌道に遷移、さらに推進剤の増槽を分離放棄して二段目二回目の点火で地球の重力圏を脱出する予定だった。

Lancement-Phobos-Grunt

この推進剤の増槽みたいなものが、中国の蛍火1号を搭載するために「政治的な理由で」設計変更された部分なのかも。

NORAD(北米防衛司令部)は、このまま二段目に点火も再加速もできなければ11月26日に大気圏に再突入する可能性を示唆している。

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