イノベーション。
一眼(レフ)のレンズの話。
35mmフィルムで何mm相当の画角か、というのは、デジタル一眼の多くがAPS-Cサイズのイメージャを搭載する現在でも標準的な表現になってますよね。
ご存知の通り、35mmフィルムあるいはいわゆる「フルサイズ」用のレンズをより小さいイメージャ搭載カメラで使うと、たとえばAPS-Cだと焦点距離1.5倍相当の画角に狭くなります。望遠。これはイメージサークル(レンズがイメージャに光を集める半径)の中央一部分だけを使ってる少々もったいない状態。でもまあ問題なく写る。APSサイズ専用レンズに比べると大きくて重い傾向にあり、かつその大きさと重さは大体の場合で無駄。おそらくコストも高い。
そこで。
“APS-C機でフルサイズ撮影”のマウントアダプターを試す
~NEX-6+Speed Booster EF-NEXで実写
えーと、テレコンの逆?
テレコンはレンズの中央部分を拡大して画角を狭くするかわりに光量が落ちる。焦点距離1.4倍換算で絞り一段分暗くなる。カメラの話でよく出てくるこの1.4という数字は√2ね。面積だから二乗。
SpeedBoosterはイメージャより大きいイメージサークルの光を集めて画角が広くなり光量が増える。絞り一段分…明るくなる!
ただ物理的につけられるアダプターは多数あるけどさ。
むしろなんで今までなかったのか。光学系の設計に技術的困難を伴う?古来の一眼レフユーザーにはそのへんをいじることにアレルギーを持つ層が多かったのに対して、デジタル一眼の普及で普通の人が大挙して新規参入した結果、相対的にユーザーベースが薄まった?
中判645用のレンズをKマウントに変換できるSpeedBooster出ないかな。。。
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